今週出版された田安門社の文芸雑誌「太白」で、新進気鋭の若手作家、道塚欣次郎の対談記事が話題を呼んでいる。記事で道塚氏は「日本人のための日本として、我々は守っていかなければならない。國を憂う小市民的な人々のために、国防というものを開かれたものにしなければならない」とし、「今こそ日本でも民間軍事会社を認め、憂国の市民の新たな選択肢を用意すべきだ」とした。
道塚欣次郎は処女作「群青の祖国」で興学舎新人作家賞を受賞し、続く「涅槃」では純文学小説としては異例の数百万部を売り上げるベストセラー作家として一気に文壇で知られる作家となった。一方で作風にも投影されているように、自他共に認める"民族派作家"として、2020年には保守派政党「神州日本党」の結党に参加。21年には江戸府知事選挙に出馬し得票数7位を獲得するなど、保守層の間でも有名な存在になっている。
道塚氏は今回の記事が話題になっていることについてSNS上で「例えば我が国で1万人規模の民間軍事会社を作れたら、保衛軍の補助戦力としても活動できる。保衛軍と異なり、国防のノウハウをより簡単に憂国の市民が学ぶことができ、今我々に最も必要だ」と言及した。また神州日本党も公式SNSで、道塚氏の持論を肯定した上で「党の"防衛局"では元保衛軍人の党員が、肉体改造から護身術まで指導する講座を定期的に開催しています」と宣伝し、これも話題になっている。
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