17日に函館競馬場で開催されたGⅢ函館賞典。飛び散る泥も何のその、白い馬体を躍動させ、7番人気のイダテンが重賞Vを決めた。ダートに続き芝でも初タイトルを射止めた白毛馬は、次なる目標に海北記念(8月21日・札幌)をロックオンした。
ジョッキーの竹内氏はレース後のインタビューで、「返し馬の時からこの馬場なら行けると思った」と語った。実際レースでは、後方から進むことが多かったこれまでとは一転、内枠を利して好位6番手につける行きっぷりの良さを発揮。荒れた内ラチ沿いも苦にせず、直線入り口では早々と先頭へ。直線でエースパイロットが迫ってきたものの、危なげない走りでゴールを駆け抜けた。
調教の浜野師は「こういうレースができると選択肢が広がる。涼しい函館で馬の体調が上がっていたし、竹内君がうまく誘導してくれた」とは笑顔を見せた。次戦に予定する海北記念には、2歳年下のキタノオクリモノも参戦。“白毛馬対決”実現に期待が高まる。
[記者から]勝ってみれば確かになあという試合運び。白毛馬のVが少ないというのもあり紐に入れなかったことを後悔。やはり中央夏競馬は読みが難しいということを改めて実感させられた。
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