top of page

SAS、地方路線減便方針維持へ 株価下落も

 航空大手の敷島エアシステムは1日、冬季の航空ダイヤを公表し、今年度から「試験的に」実施している地方路線の減便方針が維持されることが明らかになった。これを受け、2日の大江戸株式市場ではSAS株式が一時大幅に下落した。


 SASの八木社長は2日行われた会見で減便方針の維持について「単期では減便政策で経営体力回復にどのような効果があるかは判断できない」とし「各空港の発着枠は依然として維持しており、我々は地方と都市部をつなぐ翼として、これからもコミットしていく」との姿勢を示した。

 一方で、SASの労働組合である「敷島ユニオン」の大亀俊樹中央執行委員長は機関紙で「SAS経営陣による"減便方針"に一心団結して立ち向かい、事実上の減給を打破しよう」との声明を発表。会社経営をめぐる意思統一が疎かになっている現状が垣間見えた形だ。


 航空事情に詳しい北越学院大学の犬山あかり准教授は「SASの累計赤字については以前から指摘されているが、減便方針の長期化・労組対立の露呈は、株主から"危険材料"と判断され、自らの首を絞めかねない」と指摘する。また「SAS株が買われている理由は"行政からの支援が見込まれやすい地方路線を運行している"ことに他ならず、その地方行政から見捨てられかねない"減便方針"は、一時的に赤字縮小に寄与するだろうが、将来的に大きなリスクとなり得る」と警鐘を鳴らした。

最新記事

すべて表示
「アイヌのアチャポ」が連合機構総会で演説へ

連合機構広報センターによれば"アイヌのアチャポ"こと海北民族大学校の樋橋義良学長が、今月行われる連合機構総会で特別演説をすることが発表された。多文化共生社会の実現に向けて国際社会に訴える。 樋橋氏は日本唯一のアイヌ民族学校"海北民族大学校"の5代目学長として、また自身も樺太...

 
 
 
土、アルトゥントップ大統領退任へ サッカー界中心に引退惜しむ声

現地メディアによると、テュルキイェのアルトゥントップ大統領が昨日、10月での辞任を表明した。これを受けサッカー界を中心に引退を惜しむ声が上がっている。 元サッカー選手で解説者の朴大志郎氏は同大統領の退任について「政治の世界で常にスタンドプレーをする、非常に面白い大統領だった...

 
 
 
新渡戸執政が「敷島エアシステム再建検討会」組織へ

複数の政府関係者によると、新渡戸執政が「敷島エアシステム再建検討会」を組織することが分かった。経営破綻の可能性が囁かれる同社に対し先手を打つ形だ。 敷島エアシステムを巡っては、度重なる不祥事と赤字航空路線、機材トラブルによる運用繰りの問題で収益減が深刻化し、...

 
 
 

コメント


bottom of page