top of page

公団総裁人事難航、与党来月中旬の決定急ぐ

 

ree

 今月末に任期満了が迫っている公団総裁人事について調整が難航している。与党側は来月中旬にも本会議で採決する意向を党内関係各所に通知した。与党側は後任に、かつて公共事業宰相も歴任した大江戸商科大学の堂本真守教授を推薦する予定。

 堂本宰相は日本国有鉄道出身の政治家。国鉄民営化の際には役員として分割民営化を支持するなど、当時の国鉄役員としては数少ない新自由主義者として知られている。またこのときの姿勢から社会党など左派政党から強い攻撃を受けるも当選し中央政界入りを果たした。

 松平政権で公共事業宰相に就任すると、前任の土井政権が維持した「航空憲法」の緩和や民鉄への支援金削減、鉄道庁解体の提言など、公共交通の企業化を指導し「国営体制の死神」と呼ばれた。

 今回の人事について関係者は「新渡戸執政は後任人事の話が出た時点で堂本氏内定に向けて動いていた。特に執政は商大での特別講演の折に教授と会うなど、密会を重ねていた」と話す。

 一方で別の関係者は「ここからが正念場。この人事は労組に対する宣戦布告に他ならない。国鉄解体時はゼネストを警戒して政権が折れたことがある。今回はどうなるのか」と警戒心を示した。


 また任期満了については、次期総裁が決定するまで任期を継続させる閣議決定を今日にも行う。

最新記事

すべて表示
保衛艦隊の最新潜水艦れぷんかむい型6番艦「おんねかむい」が命名・進水

保衛艦隊の最新鋭潜水艦の命名・進水式が10月15日、和泉重工業神戸造船所で行われた。「おんねかむい」と名付けられた。同工場での潜水艦の進水式は2023年10月の「あつころかむい」以来で戦後32隻目。  海上総司令部広報室によると、艦名の「おんねかむい」はアイヌ語でオットセイを表す単語で、「オンネ(老大な)」と「カムイ(神)」がくっついたものであると言われている。艦名は保衛艦隊の部隊などから募集し、

 
 
 
公共相が「再建タスクフォース」組織へ、公的支援が焦点に

敷島エアシステムの会社更生法申請を受けて、花田公共相が近く、再建に向けた特別チーム「SAS再建タスクフォース」を組織する方向で調整していることが、複数の政権幹部や関係者への取材で判明した。  花田公共相が自ら座長を務め、官僚や民間有識者など数人を軸とするチームにより、航空再建までのロードマップ作成などを行うという。  具体的な再建案はまだ明らかにされていないものの、関係筋によれば、今回の再建に際し

 
 
 

コメント


bottom of page