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「北韓は飢餓の国」拉致委で野党応酬

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 北韓で新たな生存が確認された4人の拉致被害者について審議する、民議院の拉致特別委員会で1日、北韓の現状認識をめぐり野党同士で非難の応酬が繰り広げられ、北韓に対する野党内の温度差が浮き彫りになった。


 特別委で日本労農党の荒巻紀一郎総書記は「北韓が新たに拉致被害者4人の生存を認めたことは、向こうも彼らを何らかの条件で解放する用意があるのだと思う」と言及。対する絆の党の前田利之介幹事長は「拉致被害者の救出は無条件で行われるべき。仮に食糧援助などの人道に関わる話があったとしても、拉致被害者の解放が先決だ」と反論した。

 これをめぐり荒巻氏は「錦繍はかつてのような飢餓の国ではない。国際機関は共和国の経済的発展性を認めているし、そのような見下した態度を我々が持つ限り彼らは気持ちよく交渉に応じるわけがない」と非難。前田氏はこれに「丹東のご友人は日労から日本人としての誇りを北韓に売ったのか、拉致被害や国内状況など、人間に対する多くの犯罪や侵害が明らかになっている今、北韓を持ち上げるようなことは普通の感性ではできない」と応酬した。


 国会後、前田氏は記者団に対し「北韓が経済的にどうとか言っているが、それだけで全てを語ることはできない。平壌と地方じゃわけが違うんだから」と語り「日本はあくまでも自由主義を重んじている西側国家。そして何より拉致被害を受けている被害者なのだから北韓に譲歩する必要はないでしょう」と見解を示した。

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