top of page

国産旅客機開発、複数企業プロジェクトへの移行を=通産省答申



ree

通商産業省の航空宇宙産業中央審議会(航中審)は昨日、国産ジェット旅客機開発について、現在和泉重工業が単独で進めている「IRJ」計画を、複数企業プロジェクトに移行して引き継ぐべきとする答申書を採択した。


IRJは和泉重工業が研究しているリージョナルジェット開発プロジェクト。日本航空機開発協会・日本航空宇宙産業研究所などが開発に参与し、2013年にスタートしたものの、6度に渡る納入延期の末に昨年計画が凍結した。和泉重工業は凍結について当時の会見で「我が国の航空産業の飛躍的発展に必要な労力を、一民間企業が経常利益の中で補うことに対する見通しの甘さ」を指摘していた。

これを踏まえ、今日の審議会で、02年に開発提案を求めた和泉重工業・伊藤重工業・タイワ製作所、そして大宮重工業などを中心に、複数の政府系機関や投融資機関を組み込んだプロジェクトチームの発足を求める答申書を採択した。また答申書では「各企業の意向に委ねる」としつつ、開発費用の何割かについては政府負担とする方向で調整するとした。


答申について、百瀬麻希通商産業宰相は会見で「我が国の航空事業を安定的に維持させるためには、我が国の国情にあった航空機を開発し、航空運営のパフォーマンスを向上させることが重要だ」とした上で「技術立国ニッポンとして、日本製の翼が世界に飛び立つというビジョンは極めて重要だ」とした。

最新記事

すべて表示
「アイヌのアチャポ」が連合機構総会で演説へ

連合機構広報センターによれば"アイヌのアチャポ"こと海北民族大学校の樋橋義良学長が、今月行われる連合機構総会で特別演説をすることが発表された。多文化共生社会の実現に向けて国際社会に訴える。 樋橋氏は日本唯一のアイヌ民族学校"海北民族大学校"の5代目学長として、また自身も樺太...

 
 
 
土、アルトゥントップ大統領退任へ サッカー界中心に引退惜しむ声

現地メディアによると、テュルキイェのアルトゥントップ大統領が昨日、10月での辞任を表明した。これを受けサッカー界を中心に引退を惜しむ声が上がっている。 元サッカー選手で解説者の朴大志郎氏は同大統領の退任について「政治の世界で常にスタンドプレーをする、非常に面白い大統領だった...

 
 
 
新渡戸執政が「敷島エアシステム再建検討会」組織へ

複数の政府関係者によると、新渡戸執政が「敷島エアシステム再建検討会」を組織することが分かった。経営破綻の可能性が囁かれる同社に対し先手を打つ形だ。 敷島エアシステムを巡っては、度重なる不祥事と赤字航空路線、機材トラブルによる運用繰りの問題で収益減が深刻化し、...

 
 
 

コメント


bottom of page