top of page

大河内外相、ソ連イワン大使と応酬

ree

 ソビエト主権連邦のイワン・ユーシン駐日大使は昨日、日米間が「太平洋版NATO」の具体化に合意したことを受け、大河内外相に面会し非難を表明した。これに対し大河内外相は「ソ連邦側の指摘の一切は受け入れられることではない」と反発し、互いが非難の応酬を繰り広げた。


 このほどの太平洋版NATO合意についてソ連外務省のペトローヴナ報道官は先日「日米間のいわゆる"太平洋版NATO"と称する軍事同盟は、我々や華国に対する明確な軍事的挑発である」とし、華国側との歩調を合わせる非難声明を発した。


 これらを受けユーシン大使は昨日、スヴィドリガイロフソ連外相の抗議文書を持参し「我々ソビエト主権共和国連邦の全市民は、日米間の軍事同盟に酷く落胆し、日本がこのような軍事的挑発をやめ、アジア市民としての歩調を合わせ、帝国主義の道を直ちに改めることを強く要求する」と非難した。

 大河内外相はこれに対し「ちょっと待ってください。貴国が先日華国と日本海で行った軍事演習は、アジア市民として歩調を合わせることなのか。あなた方の軍艦は宗谷岬を通り、琉球周辺を遊弋し、日本を一周したが、これらは軍事的挑発ではないのか」と反発し「我々は貴国の文書や解釈を受け入れられない。なぜこのように太平洋における地域安全保障が進展しているのか、ソ連側は自身の行動を元に再考しなければならないだろう」と痛烈に非難した。


 ユーシン大使は面会後、会見を開き記者団に対し「日本側の極めて誠意を欠いた行動は誠に遺憾だ。我々は今後厳正な対処を展開する」とした。

最新記事

すべて表示
保衛艦隊の最新潜水艦れぷんかむい型6番艦「おんねかむい」が命名・進水

保衛艦隊の最新鋭潜水艦の命名・進水式が10月15日、和泉重工業神戸造船所で行われた。「おんねかむい」と名付けられた。同工場での潜水艦の進水式は2023年10月の「あつころかむい」以来で戦後32隻目。  海上総司令部広報室によると、艦名の「おんねかむい」はアイヌ語でオットセイを表す単語で、「オンネ(老大な)」と「カムイ(神)」がくっついたものであると言われている。艦名は保衛艦隊の部隊などから募集し、

 
 
 
公共相が「再建タスクフォース」組織へ、公的支援が焦点に

敷島エアシステムの会社更生法申請を受けて、花田公共相が近く、再建に向けた特別チーム「SAS再建タスクフォース」を組織する方向で調整していることが、複数の政権幹部や関係者への取材で判明した。  花田公共相が自ら座長を務め、官僚や民間有識者など数人を軸とするチームにより、航空再建までのロードマップ作成などを行うという。  具体的な再建案はまだ明らかにされていないものの、関係筋によれば、今回の再建に際し

 
 
 

コメント


bottom of page