民政党の岡村議員は今日の民議院運輸委員会で、航空路線開発のガイドライン改訂について「翼は文化、文化は翼であり、安易な新規開設要件の緩和は地方と中央を分断しかねない」と反論した。
今国会では、交通行政の点検・整備を争点に掲げ審議が行われており、航空行政の要とされていたいわゆる"航空憲法・航空ガイドライン"の大規模緩和についても議論が行われている。
山野辺宰相は今国会の方針演説で、航空政策について「秋津・大日本・敷島3社による分業体制は航空会社間の競争を停滞させており、健全な交通経済発展を妨げている」として、分業体制の緩和、自由競争の推進を推し進める方針を示していた。
しかし今週から始まった航空行政の審議で岡村議員は「地方と中央を繋ぎ止めるのは政府と交通産業の義務であり、大きな投資である。しきりに競争競争というと聞こえはいいが、中央の考える競争に足る基準を、地方がまだ完全に共有できるような国になるには、この国はあまりにも広すぎる」とし「翼は文化、文化は翼であり、安易な新規開設要件の緩和は地方と中央を分断しかねない」と反論した。
閉会後、岡村議員は記者団に対し「お偉方の考えはよく分かりましたがね、お偉方は我々地方の考えや価値観を理解する姿勢を少しでも持ってほしいと思いますね」と苦言を呈した。
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