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敷島エアシステム、畿内─無錫便就航へ

 

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国内ローカル路線を中心に展開してきた敷島エアシステム(SAS)が畿内国際空港─無錫間の便を新たに就航することが関係者への取材で判明した。国際線大手秋津航空が江戸─無錫航路を設ける中、西日本方面から勝負を仕掛ける。


 関係者によると、SASにとって国際線航路の開通は「45/47体制の名残が今なお色濃く残る中で、生き残りを賭けた大勝負になる」と壱岐敏子代表取締役が以前から就航を検討していたという。

 無錫は上海から高速鉄道で28分。工業都市として清華では古くから発展しており、今日では1000社以上の日本法人が事業所を構えている。また近年では観光開発も進んでおり、日本からも鎮西地方を中心に展開するコーレックチェーンのホテルや、高級ゴルフクラブなどが進出している。


 SAS関係者は無錫便のほか、東南アジア方面でも交渉が行われていると明かした。


45/47体制

 国内の航空会社間の過当競争や航空路線の偏りを避けるために、国が各社の事業分野を定めた、産業保護政策の通称。航空憲法とも。中曽根執政下の1985年に撤廃されるが、続く土井執政下で「ガイドライン」として踏襲され、航空業界の現況を作り上げた。

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