新渡戸倖生執政は4日、2024年の年頭所感を発表した。全文は以下の通り。
明けましておめでとうございます。日本国執政の新渡戸倖生です。
本年の干支は、「甲辰(きのえたつ)」です。十干の始まりである「甲」と、力強く天に昇る「辰」が合わさる年となります。字のごとく、新たな気持ちで山積する課題に立ち向かい、内外のさまざまな分野で、日本を力強く発展させていく年にしたいと思います。
経済では「中央から地方へ」をテーマに、全国的な賃上げと地方への産業投資が好調になりつつあります。バブル崩壊から30年がたちますが、今年は、日本経済を覆っていたデフレ心理とコストカットの縮み志向から完全に脱却する年にしたいと思います。
まずは「良い物価上昇とそれを上回る賃上げ」を必ず達成しなければなりません。経済界には、今年の春闘で「昨年を上回る賃上げ」をお願いし、賃上げ促進税制を中小企業にも使いやすい形で強化します。
官民が連携して、「賃金が上がり、可処分所得が増えるというのは、こういうことなんだ」という「実感」を皆さんに持っていただく必要があります。一人一人の「実感」が積み重なって初めて、社会全体の「マインド」を変えていきます。
物価上昇を乗り越える賃上げ、グリーンやデジタルの攻めの設備投資、業態と地域を超えた労働移動、企業の活発な新陳代謝。人・モノ・金がしっかりと動き出し、熱量の高い新しい経済ステージに向けて政策を総動員します。
外交においては、本年は、「決断の1年」となります。華国による軍事的伸長などとりわけアジア情勢は予断を許しません。なにより錦繍をめぐる問題は昨年末に大きく進展しました。外交力を駆使して難局を乗り越え、日本ならではのリーダーシップを発揮していくことが求められており、本年も首脳外交を積極的に展開していく覚悟です。
そして、複雑化する東アジアの安保環境の中にあっても、国民の安全、わが国の領土・領海・領空を断固として守り抜きます。
今まさに、わが国は大きな変化の時代を迎えています。しかし振り返れば、御一新、戦後復興、高度成長期など、日本は大きな変化の時代に、その流れをつかみ、「変化を力」にしてきました。仁楽の時代にもう一度、経済でも、社会でも、外交関係でも、「変化を力に」して、「明日は今日より良くなる」と国民の皆さまが信じられる時代を実現します。
国民の皆さまの一層のご理解、ご協力をお願いするとともに、本年が皆様方にとって良き年となりますよう、ご健勝とご多幸を心よりお祈り申し上げます。
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