新渡戸倖生執政は昨日、日華韓サミットのために到着した瀋陽で記者団に応じ「東アジア地域の連携について、現実的な方策を模索していきたい」とコメントした。
今回の日華韓サミットを巡っては、華国側から錦繍政府高官の参加について話が出ているほか、主要テーマの一つに「朝鮮半島における戦争状態解消に向けた取り組み」や「東アジア地域での渡航自由化」等の議題についても盛り込まれている。
国際政治に詳しい、幸樹林大学の塚地教授は今回のサミットについて「CASEAサミットにもコミットできるテーマも複数盛り込まれている。東アジアの動きを東南アジア地域とも噛み合わせたいという主催側の意図を感じる」とした上で「噛み合わせたい、というのもあるだろうが、現状そういうテーマの方向性でないと北東アジア諸国の一致点が見出せないのではないか。実績乏しい王遠平政権にとって、このサミットを問題なく終わらせることは何よりの最重要課題だ」とした。
また、新渡戸執政は記者団に錦繍政府高官の参加計画について問われると「錦繍側が誰を送るのか、そもそも来るのか、我々も把握していない」としつつ「日錦間の連絡体制の確立は、拉致問題などを解決する手段としても重要で、色々と前提なき対話に臨まなければならない」と見解を示した。
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