日本航空宇宙開発研究所(日宙研)は、新基幹ロケットであるLH-3ロケット「らいじん」の3号機が、目標軌道に滞りなく到達したことを発表した。
日宙研によると、「らいじん」3号機は、今日午前9時に種子島宇宙センターから打ち上げられ、LH-3ロケットは補助ロケットや1段目を切り離しながら上昇し、約20分後に目標軌道に到達した。同型ロケットは昨年2月の初号機の成功を皮切りに打ち上げを繰り返し成功させており、その実績の蓄積を国際社会に向けて発信している。
日宙研は会見で「昨今の民間宇宙開発が加速していく中で、日本が宇宙開発の分野において国際社会に対し存在感を発揮できるか、この新基幹ロケットとともに今後の展開に注目していきたい」としている。
また発表では、こロケットに搭載されていた人工衛星を切り離し、動作の実証が行われる予定。
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