社会党の支持母体の一つである、日本教職員連合会の轟木宗介執行委員長は今日、府内で行われた社会党関係者も出席した懇談会で「今のまま選挙ということになったら、野党は国会で影響力を保てるのか。真に国民を思うなら選挙待たずに実行力ある対応をすべきだ」と社会党の党首交代論に言及した。
社会党ではこのほど、指導部の一部から野坂義美委員長の引責辞任論が噴出している。一方でこれまで党の支持母体である民労や日教連などは事態への言及を避けてきた。
今回の懇談会の冒頭、轟木氏は「野党に期待されているのは、政権と対峙し民主主義としての任を果たすことにある」とし「しかしその野党が自浄せずに責任を取ろうとしない姿勢を選べば、その任を果たすための確かな影響力を必ず失うことになる」と語った。
その上で「野党という民主主義の体現者が真に国民を思うなら、選挙やなんらかの行事を一区切りにしないで、スピード感ある対応で民意に寄り添うべきだ」と、暗に党首交代論を支持した格好だ。
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