最強の矛と盾、ついに決着！「みやこセラミックス」が協力

　お茶の間に笑いを届ける人気バラエティ番組「金曜日はお祭り！」（江戸放送）が、先週金曜日の放送で前代未聞の企画「今夜の検証！最強の石の剣と最強の石の盾はどちらが強いのかァ？」を敢行し、大きな話題を呼んだ。この壮大な実験を可能にしたのが、小倉県大里市に拠点を置く「みやこセラミックス」（通称：みやセ）の協力である。

　みやセは、ファインセラミックスの分野で国内屈指の技術力を持つ企業だ。通常、これらの素材は半導体製造や航空宇宙分野など、精密な製品に用いられるが、今回は特別に、番組の企画趣旨に賛同し、最強の剣と盾を製造した。

　剣には、ダイヤモンドに次ぐ硬度を持つ特殊なセラミックスが使用された。刃先は最新の技術でナノレベルにまで研磨され、その硬度と鋭さは専門家も驚くほどであった。一方の盾には、衝撃を吸収し分散させる特殊なセラミックス複合材が用いられた。多層構造になっており、外部からの衝撃を和らげるように設計されている。

　実験は、スタジオに設置された特設ステージで行われた。司会明石野いわしのユーモラスな解説のもと、剣が盾に振り下ろされる瞬間、スタジオに緊張が走った。結果、盾にはわずかに傷がついたものの、剣の刃先は欠けることなく、両者の強度はほぼ互角であることが証明された。

　ニッポンお笑い大賞2025で優勝を果たした特別ゲスト「左曲がり右曲がり」の二人は、この結果に興奮を隠しきれない様子だった。鬼頭デカ男は「俺の拳も、このくらい頑丈なはずなんですけどねぇ！」と持ち前の体格をアピールし、金子玉美が「いや、あなたの拳は陰茎より柔らかいでしょ」と鋭くツッコむ。スタジオの爆笑を誘った。また、企画の進行を見守っていたピン芸人のイラーニー少佐は、「ふむ……。どちらも捨てがたい。だが、革命は必ず防衛されなければならないだろう！」と、独自の視点で真剣に分析し、殉教者に思いをはせて、出演者たちを困惑させていた。

　この夢のような企画が実現したのは、みやセの技術力と、それを遊び心を持って応用した番組制作陣の熱意の賜物だ。同社の広報担当者は「私たちの技術を、多くの方に楽しんでいただける形で見ていただけて嬉しい」と語った。この放送は、多くの視聴者に科学の面白さと、日本のモノづくりの奥深さを改めて印象づけたに違いない。