新型フリゲート受注に際して難波造船が贈賄をした疑惑をめぐり、造船社長の橋本容疑者が調べに対し「衛務省内の高官に対しても"宜しくお願いします"と挨拶した」と贈賄を認める発言をしたことが関係者への取材で明らかになった。
難波造船を巡っては、先月中期国防力整備計画(中期防)に基づく新型フリゲート建造の受注をめぐって、難波造船が複数の衛務省関係者に合計で数億円規模に及ぶ贈賄を行った疑いがあり、江戸地検特捜部は難波造船の橋本社長宅や本社に対し家宅捜索を行った。
関係者によると、その後の調べで難波造船の贈賄は少なくとも2014年の中期防策定後から複数回に渡り衛務省関係者に対し贈賄を繰り返していた疑惑が浮上しているという。
また今回明らかになった"衛務省高官"について、江戸地検関係者は「今はまだ確定的なことを公開出来ないが、これはかなり規模の大きい贈収賄事件に発展する」との見方を示した。
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