日本旅客鉄道・日本貨物鉄道の2社に跨って構成される民鉄労働組合(旧国鉄労働組合)の岩合哲也中央執行委員長は、今日夜民放に出演し、週内にも日本高幹線運輸整備公団の次期総裁人事についての質問状を提出することを明かした。
岩合委員長は民放番組で「日本高幹線運輸整備公団の次期総裁がどうなるかが日本の鉄道の争点だ」とし「公共財たる鉄道資源を軽んじている政権側の態度は、労働者に対する暴力行為に等しい。我々は労働者の闘いとして、公開質問状により政権側に要求を伝えることにした」とした。
その上で「政権側が自らにとって都合のいい傀儡委総裁を立てるようであれば、我々は労働者の権利を保護するべくゼネストに踏み切るしか道はない。これについては以前からずっと申し上げている」とゼネストの意向を改めて示唆した。
日本高幹線運輸整備公団は、現任の国見道雄総裁が今期で任期満了を迎えることを受け、新渡戸政権が掲げる「日本海高幹線北陸支線の廃止」に協力的な人物が総裁になるかどうかが焦点になっている。
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