民鉄の田川総裁は今日夕方会見を開き、「民鉄管内で生じた、いわゆるIOカードなどの交通系ICカードの大規模障害について、明日までに復旧を目指す」と明らかにした。
複数の関係者によると、今日13時ごろから交通系icのチャージなど電子マネー機能や、民鉄管内の駅でicカード利用時に自動改札が開かないなどの障害が生じている。これを受け、大江戸駅や新宿駅などの規模が大きい駅では改札を半分にし、駅係員が紙切符に鋏を入れて対応している。また各駅で、IOカード定期券などの利用者は後日切符と定期券を窓口に提示すると返金するよう指示している。
利用者からは「駅を出ようと思ったらIOカードが使えなくて驚いた。他の人も同じく詰まっていたから改札前が人で溢れていた」と語った。
民鉄の田川総裁はこれについて今日の会見で「現在主要私鉄各社にも協力を仰ぎ、帰宅ラッシュにおける民鉄利用者の分散を実施している。現場でも有人改札で臨時に対応しており、またシステム部門でも復旧に向けた努力を続けている」とした。
また「大規模障害について、明日の始発までには復旧できるように作業を続けている。現時点で原因は判明していないが、概ね作業終了の見込みは立ちつつある」とした。
交通行政を所管する白河内務宰相も事態について会見で言及した。
「指摘の事象については既に把握しており、政府側からも技術者等を派遣して、速やかに解決が図れるように調整している」
また今回の障害の原因について「民鉄側からも報告を受けているが、現時点でこれの原因は判明していない。判明し次第、運輸安全委員会等で報告するよう民鉄に伝えている」とした。
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