樺太海上保安部によると、今日午前間宮海峡の公海上でソ連船舶と違法な物品のやり取りを行っていたとして、北州郡に住む自称暴力団員・吉村秀次容疑者を逮捕した。
海保によると吉村容疑者は今日未明、間宮海峡でソ連籍の小型船からソ連産の高級酒類や錦繍産の松茸・高麗人参などを授受していた疑いがある。海保の巡視船「びれお」が日本領海内に入った同船を臨検し逮捕に至った。
樺太海上保安部によると、吉村容疑者は取り調べに対し容疑を認めているものの「今回が初めてだ。ソ連側に言われてやった」と供述している。保安部は複数回にわたりソ連船から違法に物品が日本に持ち込まれたとして余罪を追求している。
近年樺太周辺ではソ連船による密輸犯罪が横行しており、樺太海上保安部は周辺で創業する漁船に情報提供を呼びかけている。
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