清華共産党系メディアの人民日報は今日付で、清華共産党大会が10月16日から開催される方針であることを発表した。今回の党大会で清華共産党のの王遠平総書記が異例の3期目に突入すると確実視されている。
党大会に関連して、国内では王氏の「個人崇拝」とも受け取られかねない動きが次々と起こっている。国営の清華書店には、王氏の半生を描いた書籍や、「王遠平語録j」とも言われている書籍の新刊が店頭の前面に並べられている。香港メディアの「南華早報」は論評で「王氏の3期目を目前に控えた清華国内の動きは、まるで新清華建国の前夜を彷彿とさせるような奇妙な熱気を帯びている」とした。
また党大会で発表されるだろう、党内の人事にも注目が集まっている。清華の政治情勢に詳しい、河北大学の西田良太教授は「現状李厳敬首相など上海閥・共青団系の派閥についてはある程度厳しい立場に置かれるのではないか」としつつ「北戴河会議で漏れ伝わる話が正しいならば、長老らのメンツも考慮して、多少は残留させるのではないか。しかしそこで残れるような人は王氏に従順な人だけだろう」としている。
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