日本労農党は15日、旧党である日本共産党の結党から101年を迎え、当時の日本共産党の失策などを自己批判する"旧党批判大会"を実施した。荒牧書記長は大会で「日共の日和見主義は革命情勢を見誤り、革命政党としての価値を大きく損失し、諸外国の革命政党との連携を失うことになった」とした。
荒牧書記長はこの大会で「戦後日本は西欧列強の指導を受け、西欧の走狗として誤った方針を示した」と改めて指摘し「51年綱領は民主革命によって国は成し得ずという画期的なものだった。これは錦繍の成立や清華人民共和国の革命を見れば決して誤りではなかった」とした。その上で日共の誤りとして「目先の選挙に囚われ日共は綱領を破棄し日和見主義に走った。諸派の学生による革命運動を一方的に否定した。70年代、日共は小手先の言葉遊びで遂に社会党の補完勢力に転落し潰えた」とした。
その上で「起こりが日共革命派である我々は、民主革命のみを是とする日和見主義はただの逃避的行動であるという認識を堅持し、諸外国の革命前衛党との連携を何よりも重視しなければならない」と従来の方針を継続する姿勢を見せ「東南アジア諸革命政党との連携はもちろん、わが国に住む在日錦繍人士、そして労働党・総連との関係についても前向きに考えるべき段階に入っている。大江戸震災100年の節目、震災とそこにおける虐殺の歴史に向き合い、彼らと手を取り合い未来を志向しなければならない」とした。
なおこの大会では錦繍からの不正送金問題などについては言及されなかった。
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