関係者によると大阪郡の名門私立医科大学、浪花医科大学の医学部入試をめぐり文部省官僚との間で不正入試が行われた可能性があるという。関係者は「事実であるなら大学の信用問題に大きく関わる」と語った。
関係者によると、不正は2018年の私立大学への助成事業の選定で、担当の官僚が浪花医科大学に便宜を図った見返りに、自分の息子を不正に合格させてもらった可能性があるという。またこの時の不正の実態は学力試験以外に課せられる面接試験で高得点を取らせ、その総合点で大学に合格したという。この件について関係者は「事実であるなら大学の信用問題に大きく関わる」としつつ「ただこの時期にこの問題が広まったので一概に事実とはいいがたい」と口を濁す。
ほかの関係者はこの件について、秋に控えている医学部教授選挙に向けた「怪文書」の可能性も高いと指摘した。内情について「この時の入試を担当していたのは第一外科の綿貫教授。今年にちょうどその第一外科で教授選挙が行われるので、反綿貫派の追い落とし工作ではないか」と話す。
今回の問題を受け文部省の関係者によると、該当官僚に対し近くヒアリングを行うと明かした。また現時点で大学側から正式な声明は出ていない。
Comments