白井健四郎厚労宰相は12日、厚労相内で行われた業界団体との意見聴取で「なんなら私も少し遅めの冬休みを」とフレックス制度・年次休暇システム改革について議論した。
白井宰相はまず「フレックス制度の導入を推進していくのは日本の新たな労働環境構築に必要」とし、「特に自分で何かを作り出すような仕事は、やはりある程度労働環境に自由度を与えないとうまくいかないんじゃないか」とフレックス制度導入の推進に前向きな姿勢を示した。
一方で「そのような仕事の多くは、そういう環境を人知れず維持している人たちの努力で成り立っているが、多くの場合、この維持・管理をしている人が議論の俎上に上がらず、気付いたらその人材が倒れてしまうということもある」とし「各団体については、そのような側面もうまく回していくにはどうすべきかを考えなければならない」と持論を展開した。
意見聴取の最後の方には「私もこう色々、良かれと思って色々やったりするけども、まあそういうのは意外と受け取られないものですね」と話し「そういう塩梅が難しい。産業構造がどんどん変わる今にあって、基幹部分の労働、維持のための労働をどうするかというのはいろんな立場の人が、まずその立場に目を向けていく必要がある」とした。
また聴取後の懇親会で白井宰相は「少し遅めの冬休みを取ろうかな、年末年始は錦繍周りで忙しかったし、ある意味これもフレックス制度みたいな」と話すなど"白井節"を披露した。
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