華国交通部が昨日「台湾乗り入れ航空会社の華国本土乗り入れ制限措置」の検討を公表したことを受け、交通部門を所轄する内務省の白河春貴宰相は会見で「航空協定を歪める一方的な決定は当然許容し得ない。これが決議されれば両国の民間交流に大きな禍根を生む」と強く非難した。
華国交通部によると、同局は昨日「台湾に乗り入れる航空会社が香港・マカオ・広州湾の特別自治区以外の華国本土に乗り入れることを制限する」よう全人代で決議することを明らかにした。
華国と台湾を巡る航空路線問題は、2008年まで同様の措置が行われていた関係で、秋津航空が子会社として"秋津アジア航空"を設立し、台湾便を運行していた経緯などがある。
白河内務相は華国側の声明に対し「航空協定を歪める一方的な決定は当然許容し得ない。これが決議されれば両国の民間交流に大きな禍根を生む」と強く非難し、「今後華国側に対しこのような対応を考え直すよう、厳正に申し入れる。一国の政治的立場により国際交流のルートを著しく制限するようなことは決してあってはならない」とした。
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