ダート競馬の祭典と称されるNBC3競走が3日盛岡競馬場で開催され、多くのファンが詰めかけた。
NBCは競馬の振興を目的に競走馬の生産者が主体となり、ダートレースのチャンピオンデーを設けようと2001年に始まった。盛岡競馬場での開催は2002年、2014年に続いて8年ぶり3度目で、雨の中多くのファンがレースに熱視線を注いだ。
地方交流重賞で最もグレードが高いJpnⅠレースが3つ行われ、このうち牝馬限定で争われるレディスクラシックは中央競馬所属で岩重雄三騎手騎乗のホーキョーヨーソロが優勝した。
短距離王者を決めるスプリントは地方競馬所属で竹尾美樹騎手騎乗のインペラートルが勝利した。
最後に行われたダート2000mで争われるクラシックでは、残り400mを中央のグランドライン、地方のマタアウヒマデが争い、ハナ差でグランドラインが制した。
レースを観戦したファンからは「地方競馬にこそ競馬の真髄がある。日本グランプリが中央のお祭りなら、NBCデーが地方のお祭りだ」とコメントした。
コメント