宗教庁によると仏教系宗教法人、日本神仙の会が今日までに組織名を「調和の道」に改名していたことを明らかにした。また神仙の会関係者は近く団体の政党名も「調和党」に改名することを明かした。
神仙の会はブラフマー大神を主神とする日蓮正宗系の仏教法人。教義によると、その教えはパーリ語仏典とヨガ、ヒンドゥー教、密教に基づく。また教団のパンフレットによると、信者は儀式と教育を通じて輪廻の苦しみから救済し、最終目標を達成するとされている。
今回の改名については多くの推測が立っている。とある関係者は改名の理由について「浅木先生は"神仙の会は新たな次元に入る時が来た"と仰った」とし「我々はより大衆のために、救済のためにその教義を伝導していかなければならない」とする「お言葉」があったとした。
また改名を巡っては、日蓮宗をめぐる「跡目争い」が影響していると見る向きもある。城南大学の檜山伸介教授は「日蓮系の他の新興宗教に対する明確な敵意で成長してきたのがあの教団だ。信者をさらに拡大し、国政や地方政界に進出することで政治的影響力を持つために、目立たない"ヨガ仏教サークル"のイメージを変えると言う意図があると感じる」とした。
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