10月初旬にも開会が予定されている秋の臨時国会で、新渡戸執政は大学改革も争点にしていることが関係者への取材で判明した。政権側は不透明化している大学教授の選出にメスを入れる考えだ。
政府高官によると、今回の大学改革の骨子としては、主に国立大学やグローバル大学などの重点教育機関において、大学教授選出の透明化と公平さを目指すものだという。具体的には大学教授の選出において、一定の規模以上の学部においては民間人からなる第三者委員会を設立することを義務付け、選出過程などを公開することなどが挙げられている。
関係者はこの改革案について「いまだに、浪花医科大の教授選挙をめぐる騒動が尾を引いていることが気になるんだろう」「日本の基礎科学や学術的な発展を考えるうえで、教授が選挙や事務に忙殺される環境は好ましくない」とした。
一方で、府内の国立大学の関係者からは「教授選考会は神聖なもので、我々教授同士ではないと学究に秀でた最適な教授を選出できない」「第三者委員会に任せれば、知名度などで起用しかねない」「聖域に手を加えることは大学自治の破壊につながる」と非難の声が上がっている。
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