秋の臨時民議院が今日開会し、山野辺主席宰相が方針演説を行った。演説では「我が国の抜本的な改革に向けた機動的政策を講じていく。税制、改革、建設が我が国に求められている」と話した。一方衛務省をめぐる大規模汚職に関する言及を控えた。
今回の秋の議会で、山野辺氏は3つの争点を提示した。
税制について山野辺氏は演説で「我が国を取り巻く環境は急速に複雑化しており、国防力の増強に向けた基盤の見直しを強いられている。有事に備え余裕を持った財政状態を実現しなければならない」とし、初めて公的に有事の可能性について言及した。
改革については「前回の国会から続いて大学などの教育改革は求められており、また民労ゼネストなどを踏まえ、鉄道などのインフラクチャーにおける労政改革を推し進める必要がある」と強調した。
最後に建設について「日本海高幹線を巡る政治的問題や、新しく答申があった二名高幹線について、議会を通じてしっかりとした指針を出していかなければならない。災害の多い我が国にあって、交通行政を整備していくことは何よりも重要である」とした。
一方野党側からは今回の民議会は「改革ではなく追及の議会だ」と強く反発している。社会党の野坂委員長は記者団に対し「前国会の海瀬疑獄はもちろん、今回の衛務省ゲートなど、政権に対する不信感は依然として広く国民に浸透している。政権が何かをやりたいと言うならば、まずは説明責任を果たして、国民の審判を受けるべきだ」と厳しく追及する構えだ。
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