日本労農党の荒金紀一郎総書記は今日、都内で記者のインタビューに応じ「フランス帝国で行われた皇帝の即位は、20世紀の帝国主義の遺産である」とする見解を述べた。
今回のフランス新皇帝の即位式には、日本や米華などの先進国や欧州各国の元首級が相次いで出席し、外務省関係者は「伎冠などのイベントを除けば、ここ数年で最も大掛かりな外交行事だ」と話している。
荒金氏はこれについて「新皇帝の即位ということ自体はとても記念すべきことだ」としつつ「フランス帝国は20世紀、第二帝政以降の圧倒的な手腕と権威で現代につながる植民地帝国を作り上げた。今でこそ格差の是正は行われつつあるが、このような皇帝の即位というイベントは、これらの20世紀の負の遺産を継承している」と指摘。「新渡戸執政はこれらを歓迎したが、かつて帝国主義が世界の人々にどのような爪痕を残したか、そして我が国がアジアの皆さんにどのような加害を行ったかを思い起こさなければならない」とした。
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