香港紙「STMP紙」は今日付けの記事で、政府機関の動向や複数関係者の話を総合すると、華国で例年開かれる非公式会議「北戴河会議」が進行中である可能性が高いと報じた。
同紙は、外交部が金曜日の会見で、外交部などの政府機関の一部機能が、来週から10日ほど処理を中断すると発表したことや、また北戴河地区の関係者によると、昨日から駅やバスターミナルに武警が増派されたほか、同地区に向かう道路に検問が配備されたことから「北戴河会議が進行している可能性が極めて高い」と論じた。
また同紙は今回の会議の要旨について「王政権が3期目に突入してから初の会議となる。いわゆる"長老"たちによく思われていない中で、どのように自分の存在感をアピールしていくか」と評価した。
[解説:北戴河会議]
長征から東へ約270キロ離れた河北省のビーチリゾート「北戴河」で毎年夏、清華共産党の現役指導者や引退した長老、有識者が集まる会議。党幹部人事などの重要政策が主要議題で、華国政治に大きな影響力を持つ。ただ、非公式会議という位置づけのため、協議内容はおろか日程や参加者もほとんど公表されない。
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