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華国、教育改革で「愛国主義教育」を義務化へ

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 香港メディアによると、長征市で5日から行われている全人代(全国人民代表大会)の討議で、「全過程に渡る愛国主義教育の実践」が盛り込まれていることが関係筋の証言でわかった。


 具体的な法案について初等課程においては、夏季休暇中に農村での簡単な労働を伴うサマーキャンプを義務付けるほか、初等教育の後期課程から中高等教育課程で、華国現代史・党理論教育を義務つける方針。また大学では愛国主義教育に関連する活動の実施を義務付け、これらを必修単位に組み込むとしている。

 今回の法案について香港メディアは「これらは後世に名を残すことになるだろう。王氏は言論空間をも自由に支配する、毛沢東以来の"偉大なる"指導者だ」と結んだ。


 これについて華国留学経験のあるライターの熊井氏は「私が留学していた00年代はまだ大学といえばリベラルな言論空間という印象が強かった。英語に長けている開明的な教授は政権を暗に批判することさえあった」と回顧し「しかしこのような法が可決されても致し方ない世の中になりつつあるという事実を大きく憂慮する。もし毛沢東が長生きしていたらやっていただろうことがいよいよ現実になるのだから」と語った。

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