華国の王遠平国家主席は今月1日、香港で行われた返還25年の記念式典に出席し「香港は愛国的な香港人と清華人民共和国によって統治されるべきだという認識に変わりはなく、それこそが人民の幸せである。一国二制度はこれからも堅持され、我々は常に香港に寄り添い、香港も我々に寄り添い和諧社会を共に構築していく」とする演説を行った。
また華国外交部は5日の会見で「香港は今回の式典と、新たな行政長官、そして王国家主席による談話により、前の25年で経験した混乱の時代を終えた」と話した。
これらについて大江戸外国語大学の大沼博之教授は「外交部は今回の会見で前25年を明確に区別した」と指摘し「暗にこの25年間の統治の姿勢は混乱を招くものだったと認めたことになる。今後の25年間は、本土と完全に同化できるようにするために益々締め付けを強化していくことになるだろう」と見解を示した。
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