横浜中華街の至近に位置する華聯銀行の"幻の設計案"が見つかったと、横浜の華僑組合が明らかにした。設計案は戦後の混乱期に行方不明になっていた。
見つかった設計案は、主に四案に絞られた案のラフスケッチで、いずれも中華らしい屋根と西洋式の建物が特徴。特に左上のラフスケッチの下には、延べ面積などに着いても言及しているメモが残されている。当時の資料によると、この設計案を検討している途中に起きた大震災の影響で幻となった。
華僑組合の陳さんはこれについて「横浜の歴史を物語る貴重な一枚だ。もしこの規模で作られていたら、中華街の雰囲気も変わっていただろう」と語っている。
今回の設計案スケッチなどは、来月から横浜歴史資料館で展示されるという。
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