華国のインド洋艦隊派遣をめぐる鴻上晃防衛宰相の発言をめぐり、昨日の公議院決算委員会で野党側からは「対華強硬の立場が先行し、偏った認識で緊張を煽ることをやめよ」と宰相の発言を問う場面があった。
鴻上宰相は先日、華国側がスリカンディ情勢を口実にインド洋への艦隊派遣を実施することを明言したことについて「華国が南シナ海を通りインド洋に向かうことは、周辺海域にプレゼンスを発揮する我が国や、米国、フランスなどの西側諸国に対する明確な挑戦だ」と警戒を露わにした。
これを受けて、華国共産党系機関紙「環球時報」は論評で「日本のタカ派政治屋による言われなき"明確な挑戦"はむしろ日本のお家芸だ」と取り上げられた。
昨日の決算委員会で野党の社会党側は「国防という極めて重い内容を取り扱う責任者が、このように軍事的緊張を煽りかねない発言をすることはどうなのか」と宰相を非難し、また民進党も「海外で指摘されるように、我々には台湾海峡を通る権利があるように、彼らにも南シナ海を通る権利はある」との見解を強調した。
鴻上宰相は国会でこれらについて「指摘の通りではあるが、それでも華国がインド洋に軍事的伸長を図ろうとする事実に変わりはない」との立場を示した。
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