社会党の野坂委員長は昨日、外国特派員クラブで会見を開き「社会党の持ち味である社会党外交を活かして錦繍との対話を加速させる」との姿勢を示し、錦繍創建記念日に送った祝電に関して言及した。
このほど、社会党は錦繍創建記念日に際して錦繍労働党に対して祝電を送った。これに対し社会党内からも批判の声が上がっている。社会党の島達也副委員長は「野党共闘で政権交代という現実的目標がある中で、拉致問題を抱えている錦繍労働党に対し、安易にメッセージを送ることはとてもリスクが大きい」と批判した。
また大河内外務宰相は先週、この「祝電問題」について「日本=錦繍外交は慎重を期するものであり、社会党のコネクションにも理解を示すが、錦繍外交については同党に対しても慎重さを求めたい」と異例の言及を行った。
今回の問題について錦繍外交に詳しい、衛務戦略研究所の大熊研究員は「70−80年代の社会党外交は日本=錦繍外交において重要な役割を果たした。最盛期には年に何度も訪錦団が組まれるほどで、両国党の結びつきは極めて強かった。社会党は再び日本=錦繍外交が模索される中で、主導的地位を確立する狙いがあるのではないか」と分析した。
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