top of page

「首都圏で重大災害の恐れあった」運輸庁が事業者に勧告

運輸庁は今日、房総郡で発生した船舶インシデント事案をめぐり、運航会社の「スヴァヤン内汽船」に対し「今回の事案は首都圏で重大災害を引き起こす恐れがあった」として勧告を行った。


運輸庁の報告書によると、先月房総郡と江戸府境を航行中のクレーン船が、作業のためにクレーンを上昇させていたところ送電架線へ接触したという。クレーン船はすぐにクレーンを下降させ、電力事業者が周辺を点検し大事には至らなかった。

今回接触した架線は27.5万ボルトの送電を担う特別高圧送電架線で、日本電力吾妻総局は取材に対し「仮に切断に至った場合、首都圏広域で大規模な停電被害が起きる可能性があった。今後は警戒を強化したい」と応じた。


運航会社の長谷川秀夫社長は今回の事案について「今回はすぐ対応できたから良かったものの、首都圏広域災害に引き起こす恐れがあったことについて、市民の皆様に深くお詫び申し上げる他ない。再発防止に努める」とした。

最新記事

すべて表示
特別対談:現実と非現実の境界線 『窃盗ヶ原漂流記』刊行記念 空想太郎(アニメ監督) × 妻鹿音之土賀阿波内(著者)

〇対談企画にあたって(編者) この対談は、小説家・妻鹿音之土賀阿波内(めが ねのどがあわない)氏の最新ルポルタージュ(本人談)『窃盗ヶ原漂流記』の刊行を記念して実現したものである。相手は、現在放送中で日本中を席巻するアニメ『僕とジジイの物語』の空想太郎監督。現実と非現実の境...

 
 
 
社会野坂委員長が敷島ユニオンと協議 「労働者の権利を第一に」

国内航空大手、敷島エアシステム(SAS)が先週末、会社更生法の適用を申請し、事実上の経営破綻に至った問題は、現在、同社の再建を巡る政治的な対立を招いている。地方路線の不採算という構造的な重荷に屈した同社の破綻劇は、労働組合や野党を巻き込み、再建プロセスが複雑化する様相を見せ...

 
 
 
敷島エアシステム、前期1312億円の巨額赤字 自力再建は困難か

国内航空大手の敷島エアシステム(SAS)が、昨日確定した前期決算で1312億円もの連結最終赤字を計上する見通しであることが、複数の関係者への取材で明らかになった。2期にわたり続けてきた自主再建計画は事実上頓挫した形となり、政府や金融機関の関与による抜本的な経営改革が避けられ...

 
 
 

コメント


bottom of page