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[駅ナカ伝言板vol.2]"杜の都"でフレンチの匠が新挑戦

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 奥羽地方随一の規模を誇る大都市圏仙台。その玄関口の仙台駅に、地場の特産品を活用した炙り焼き専門店「あぶりやbelle forêt」がオープンし、観光客のみならず、地元住民からも人気だ。


 オーナーは、仙台市内でフレンチ「Grand-Saint-Bernard」を営む原田康太さん。駅に程近い閑静な住宅街で始めたレストランは、一昨年ミシュランで1つ星を獲得したことで一気に有名になり、今では予約の取れない人気店だ。

 今回、敢えて和食嗜好の炙り焼き専門店を始めた経緯について原田さんは「奥羽の食材はもともとレベルが高い。これは世界的にも誇れることです」と話し「極力新たな手を加えず、素材の美味しさを引き出すにはどうすれば良いか。私は人類の最も古典的な調理方法である火に目をつけました」と語った。


 あぶりやの店内は和モダンを基調とした落ち着きのある空間で、カウンターの向こうには藁を敷き詰めた炙り台が置いてある。お客さんから注文を受けると目の前で食材を炙るシンプルな調理がとても好評だという。

 人気の食材は仙台名物の牛タンや、白石蔵王の乳製品を使ったチーズ、他にも奥羽の海産物など幅広い。「奥羽の食材はもともと美味しいですから。全部の料理がおすすめです(笑)」と笑顔を見せた。


 あぶりやの営業時間は11時から22時まで。休店日は駅ビルに準じる。来店の際は予約推奨とのこと。

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