主にサードパーティ製交換レンズ"T-RON"シリーズを手がける高山電機は11日、カメラレンズ事業から撤退する意向を示した。
高山電機が発表したプレスリリースによると、今後新規レンズの開発を行う予定はなく、生産も今後2.3年を目処に生産を終了するという。また撤退理由について「近年一眼レフなどの交換式レンジを用いるカメラの市場は低迷しており、そのカメラの主な顧客にとってサードパーティレンズの需要が低下しつつあるため」としている。
また今後は、半導体事業や医療用カメラ分野での活動に注力していく方針を示した。
[経済部から]
近年スマートフォンのカメラ性能は飛躍的に向上しており、いわゆるエントリー機とされるようは一眼レフでさえも、初心者にとっては太刀打ちできない状況になっている。一眼レフカメラの低迷は産業側に大きな変革を促しつつある分野の一つだ。
Comments